東京鬼祓師
第九話 黒南風の御先
いちいち義王の語彙がおかしい。「ついてきな、誰にも邪魔されない場所でぶっ倒れるまで闘り合おうぜ」とか。おかしくねえ?なあ、おかしくねえ?
他校の下級生に連れられて花園神社地下、春の洞の入り口へ。「初めてお前を見たのがここ」だの「取り返しがつかないぐらい、お前の目とお前の手の中のお宝がオレの中に焼きついてる」だの「初めて何かに囚われている」だの、保護者ー!保護者ー!!(=御霧)ちょっとコイツに正しい語彙と言葉選びってヤツを教えてやってー!
しかもちょっと拗ね顔になって、花札全部集めたらどうするつもりか聞かせろと言い出した。封印のために死ぬつもりか、と聞かれてお前しつこい【怒】と。この後「だったら遠慮はいらない」ってお前、俺が大人しく死ぬつもりだったらちょっと可哀想に思って遠慮する予定だったのか…?
「誰も見たことのない高みへ」だの、ホント、こいつちょっと面白可愛すぎるだろう。泣かしてやんよ!1ターンキル。最後は札で叩きのめした。
負けたのに嬉しそうな笑い方をするお前が可愛い。あと三段笑いはやめとけ。今まで負けたこと、無かったんだろうな。
これまでさんざん狡い真似したわりに筋を通す義王はあっさり光札をくれた。が、人間でいられるうちに決着をつけられて良かったとかお前そういうこと笑って言うの禁止!!!!知ってて隠人になるほど同化しようとしたらしい、このまま化け物になったオレを殺していいとか言い出すがお前、ちょ、ふざけんな!【怒】
怒るとオレ様とテメェには似合いの最後、って…ほんとお前そういうこと笑って言うの禁止ッ!【義王を救う】に決まってる、白頼むぜ。白は急に嬉しそうになって「それでこそ──」と言いかけたかと思ったら急に黙って義王から札を剥いでくれた。剥がれたら剥がれたでダメージあるみたいだが。またテメェに借りが出来たとか言って悔しそうな義王は勝手に携帯を取って、勝手に登録しちゃった。お前、ほんと、時々そうやって可愛いの禁止!最後まで付き合ってもらうぜ?【愛】「分かったから、そんな顔すんな!!!!」と言われるんだがどんな顔を。なんか憑き物落ちた、みたいなこと言うがまあある意味憑き物落としか。長い一日だった、ってそりゃ俺の台詞だ義王。
二人で神社のところへ戻ってお月見。
寒かった日に、義王は親に捨てられたのだとか。寒くて上には綺麗な月があって、それしかなくて、義王は前理事長に拾われて養子になった。養子はいっぱいいたから、全員が敵だったんだそうで。他人のことを自分より上か下か使えるか使えないかでしか判断してこなかった、義王。その義王がだ、「テメェとは…その、なんだ、上手く言えねーが……そんなんじゃない気がする」とか可愛すぎるだろう。
くだらねー話だ忘れろと言われても【愛】は忘れないッ!こういうのはよく分からないけどありがとよ、とか、ほんと、可愛い……。ダチ公、とかいう語彙にも目をつぶる。
白がほとんどの札は集まった、封印までもう少しだという。よくやったの、と声をかけてくれたけど、なんつーか、他人行儀っぽい言い方をわざとしてるっつーか。さてクリスマスイブの朝。ようやっと清司郎の態度が落ち着いてきた。朝子センセの体調が落ち着いたからだろうな。ここんとこ色々悪かったなと言われて【愛】。娘を思う親心ってやつだ。気にしてない。こんなことが無かったら…と言いつつ庭に誘われたので出てみると家庭菜園が。家で使う野菜、ってレベルだからもう畑なのか。どんだけ土地広いんだ……。すげーと思ってたら、神使が見えてるなと聞かれた。元気かと聞かれたのでそりゃ元気ですよ【愛】。
神使のことは朝子センセのお母さん、清司郎の奥さんも見えていたらしい。秘法眼ではないけど、霊感のようなものか。羽鳥家の血を引く人たちは長生きをしないとか。贄に相応しい血なのかもしれない。術者として一応の力がある清司郎が役立たずと言うぐらいなのだから、相当なんだろう。こんなことを言えた義理じゃないが娘のことを頼む、と言われたんで男らしく【燃】。何なら将来までまるっとよろしくされるぞ。
ご飯を食べて境内に出ると白がなにやら唸っている。朝子センセのいない居間は気詰まりがするらしい。クリスマスイブのことを知らない白は、通りがかる子供たちが楽しそうなので何だと聞くから、そりゃ楽しい日だよ【喜】と教えてみたら嬉しそうだ。零が唐突にやってきて、大切なひとと過ごす日だと思ったが、と割り込んできた。白のことを大切に思っているか、と聞かれたので一点の曇りのない【愛】。お前と白はとっても大切だよ!
零は嬉しそうに「なら、よかった」と言って笑うが、白にも同じことを聞く。白は執行者だから当然と言うが、零は執行者だから大切で、大切と言いながら殺すのかと言う。自分たちの存在を護るために大切になった執行者を殺す、それで本当に何も感じないのか。いままでどれだけ、同じことを繰り返したのかと。白はそうしなければ地上全てに災いが降りかかるのだから仕方無いというが、零は唯一のひとと大勢の見知らぬ人、どっちが本当に護るべきものなのか、と言い出した。俺にはよくわからない、とも。白が悩んでいると朝子センセがやってきた。
零のことをお友達なの?と尋ねられたので【愛】。大事なひとです。零は朝子センセと俺に身体を大切に、生きるべきひとだから、と言って消えていった。
朝子センセはどうやら鈴や鍵さんの存在をぼんやり感じ取り始めた。封印が近いせいなのか、なんなのか。びっくりしながら照れる鈴のことを分からないまま、朝子は楽しい気持ちになったの、と笑う。変でごめんねと言われたので【嫌】変じゃないよと否定。朝子センセはお母さんと一緒だった頃にも、こうやって鈴たちを感じ取れていたようだ。
……俺はつまり朝子の家族枠に!そうか嫁か!
というか、クラスメイトから唐突に「学校来い」のメールが立て続けなわけだが。こないだの戦いからは一週間経ってるわけだが、何がどうした。みんな札憑きだから、何となく虫の知らせってやつだろうか。
学校に行くと燈治が変な顔をしている。元気か、と尋ねるのにえらい時間が掛かってるので調子は悪くないよ【喜】と言ったら、まず空元気じゃないのを確かめてから呑気だなと辛そう。花札を集めた先の運命を今でも信じられないと言い、はっきりと死ぬ、とは言えない。弥紀がやってきて進路指導のプリントの話をしているので俺も忘れたっぽい【悲】と言ったら壇の分と一緒にコピーしてくれるとか。サンキュー。燈治は弥紀が落ち着いてるからどうしてあんなこと聞いたのに、と言うが弥紀は先なんて分からないから今を普通に、いつもみたいに過ごしたいと言う。悪くないと思う、そういうの【喜】。
どうにも納得出来ない燈治を巴が叱り飛ばしにきた。アンタらしくない、という巴がこないだのお返しですな。燈治はようやく落ち着いて、主人公だけが全部背負って死ぬ結末なんて認めない、と力強く言ってくれた。弥紀も巴も。巴に一人じゃないんだから早まったりしちゃダメよと言われたので、サンキュー【喜】と返すと笑ってくれた。
主人公がいたから俺たちはここに無事でいるんだもんな、と可愛いこと言う燈治を巴が「アンタ今頃気づいたの?」と笑い飛ばす。おまけに弥紀が「眼が赤いよ?」と追い討ちをかける。燈治……お前、俺の未来を思って泣いたり不眠になったりしたのかい?え?うりうり(顔を近づける)
巴に放課後空いてる?と聞かれたので、おうよ!【喜】と一も二もなく即答。朝子センセがお休みの間、代理担任をやっている久栄がお前たちは仲間というか何と言うか戦友ってものだねと言うので、よく分かってるな久栄!【喜】久栄いわく、仲間とは浪漫。戦友とは浪漫であり宝だとか。……やっぱお前ハンターじゃね?放課後、明日は終業式。カレー屋に行く話になるが、弥紀が何か忘れているような?と言い出す。そうだよ巴だ【嫌】。が、その当の巴が来ない。弥紀が連絡しようとした途端、メールが来て唐突に弥紀は姿を消した。え、そんなクリスマスイブだから空気読んで退場しなくても。俺と燈治のクリスマスデートを応援しなくても。また今度誘ってね、という弥紀が可愛いので【喜】。燈治と二人で行こうとすると、長秀がいる。駆け寄ってくるお前が可愛いので、いつだって先輩らのためなら全力疾走という長秀には【喜】。部活無いならカレー屋来いよ、と言い出した燈治から唐突に長秀が慌てふためいて、「たったお二人であそこへ行かれるのか!」だの言い出すので【燃】。おうよ。世話になったもん。と言ったら、何だか生きて戻れないとか言い出した。お前、何を注文したんだ。何を。
とりあえず来いよと連行しようとしたら長秀は「わしにはわしの戦場が」とか言い出して消えた。……。巴はどこから見てんの?
蒐のことを「見知った紙袋が見える」と言い出す燈治。いや、間違ってねぇけど。呼ぶかと聞かれたので当然【四角で呼ぶ】ぜ、会長!今度からキングもそう呼ぶ?と言われたので【喜】。合言葉っぽくていいよな!一は全、全は一みたいな深いことを言うお前が好きだ。カレー食おうぜ。紙袋どうすんだと燈治が言ったら「外せば万事解決」マジでか。俺らの前で外すのか。一緒がいい?ってそんなの当たり前だ【喜】。が、何故かメールが来て千載一遇のチャンスを逃した俺たち。実は美形らしいぜ?
校門にはいちるがいた。いきなり来て迷惑だったかなと不安そうなので、そんなことねーよと【嫌】。いちるは用事が無さそうなのでカレー屋へ連行。カレー連盟だなッ。カルさんのカレーにはある意味メロメロだ、何が入っているかという意味で!!【友】。そしてメニュー。今回もすげェ。最後かもしれんのでな、挑ませていただこう!!【昇天MIX盛り】本部で一緒に働きたいけど、俺から仲間を離すのは寂しそうだしと悩むいっちー。可愛いな、お前がこっち来ればいいじゃん【喜】。いちるが冬休み明けたら、だの何だの先の話をするので燈治はどうにも割り切れない。当たり前に、先を見てるんだなって。いちるは俺と一緒に任務したいとか。いいぜ、バディってやつな!【燃】最強タッグ結成、などと喜んでいたらいちるのところにもメールが。「特に誰かに呼ばれたわけじゃないけど秘密で行かなきゃ」っていろいろダダ漏れだぞ。二人でカレー三昧。……二人でクリスマスイブにラーメンの次はクリスマスイブにカレー。
カレー屋からの帰り道、ホワイトクリスマスになるかもしんない寒さ。イブだということに気づいた燈治が「もしかしたら──」と言い出したらメールが。だから巴はどこから見て…?燈治はしばらく黙って、正月どうするか、と言い出した。みんなでどっか行かないか、という燈治には【愛】。この後がすげー。本領発揮(なんの?)
「じゃ、その時は途中でフケて二人でどっか行くか」「お前とはまだまだ話したいことがいっぱいあるんだ」「俺たちはみんなお前がいたからここにいる、俺たちはお前と一緒に明日へ行く」
って、お前、ホント、連れていくからな!?ええいもう拉致るからな!!!
……にしてもさ、一周目から謎だったわけだが、なぜこの日がラストかもしれないとみんな思っているのか。だってまだ朝子センセは拉致られてないわけだし。みんながみんな明日どうなるか、ってそんなのこないだからずっと同じじゃね?なんで今日だってみんな分かってんだ?クリスマスイベント。失敗したのは弥紀・巴・鍵・伊佐知・御霧・アンジー。伊佐知センセのフラグはどこ…!?鍵と御霧は分かっててフラグ外したんだが。(鍵は冒頭に名乗るのが多分そう、御霧は先に助けるとかアンジーは屋上に呼び出された時が怪しい)
零(「判断できない」):本が好きかに【愛】焼きそばとパンには【両方】、求める答え云々には【愛】。これ、成功だとおれを…みたいな意味深台詞が出るらしく、今回は出なかった。出なかったので失敗したと思って十話は無理なんだろ、知ってるぜチクショーとやさぐれて言ったらこの後出たっていうね…(笑)。
燈治(「親友」):怖くないのかと言われたので【嫌】そりゃ死ねと言われてたらちょっとは、と答えると沈痛な感じに。自分が唯一だと思っていたものがそうじゃなくなったとき、の話をしてくれた。野球をずっとやってきたのに、人助けをしたつもりが暴行事件を起こしたことになって止めざるを得なくなったらしい。くだらねぇ話したなと言われたので【嫌】そんなことない、と否定。誰かのためを言い訳にして発散させるために喧嘩してきただけだったけど、今は自分のために戦っているという。お前のためじゃないっていったら気を悪くするかと言われたので【愛】。自分のために戦うべきだと思う。お前にゃ敵わねえよ、みたいに笑う燈治が可愛いぜ…。サインボールゲットレ。
紅緒(「未知の感情」):何だか痛そうな声を出すので【手を掴む】と混乱し出してしまい、【避けない】でいると平手打たれた。おお…ももんがディフェンスに遭わなかった…!私に近づかないで、私の中へ入ってこないでという紅緒が可愛いので【愛】、筑紫さんを心配しているのでさっき喫茶店で話してきたよと【喜】安心したようだ。箱を与えて開けさせたのも、死ぬつもりだった筑紫さんを生かしたのも、紅緒だもんな。気にしてたらしい。生き延びることが大前提だけど【目的を達成する】ことも大事だと答えたら「いつも人の輪の中で楽しそうで、そんな覚悟をしているようには見えない。でも、目がどこか兄さまに似ているように思える」んだそうだ。兄さまとやらにあって俺にないもの、それが紅緒を落ち着かなくさせるのだとか。それってやっぱり【愛】。とか言ったら「初めてです、こんな気持ち…」と言われて動揺する俺。兄さまっつーか万黎は世界の秘密(万黎が言うところのイニシエ?)に触れて己の意思を失ったらしい。……やっぱそれは鋼練でいう真理の扉を開けたみたいな。
あまりに多いので選択肢と、その時点での相関図一覧。仲間スキルの数字より相関図の名称が目安じゃないかと思う。
義王(「認めてやるぜ」):【愛】【人】【愛】「オレ様が一生かかっても手に入れられねー宝ってやつかもな」真横を歩いてやる!と。
朝子(「胸がくるしい」):【愛】【嫌】【愛】
鈴(「ほわほわです」):【怒】【撫でる】【愛】
清司郎(「息子のよう」):【友】【喜】【愛】
白(「呆れた輩」):【喜】【思いやり】【怒】
筑紫(「話がしたい」):【嫌】【怒】【愛】
マスター(「後継者」):【困】【愛】【喜】
絢人(「ぶたれたい」):【殴らない】【怒】【何もしない】【愛】
ミカ(「メロ☆メロ」):【喜】【愛】【だが断る】【仕方なく目を閉じる】【喜】
万黎(「無駄な情報」):【無視】→この後で「我が天命」に。
英雄(「相棒志望かね」):【愛】【秘密を聞く】【愛】【愛】→「もっと熱く!」に。
富樫(「捕まえたい」):【悲】【愛】【愛】「お前のことがその、特別に大切なんだと思う」そしてフルネームは富樫花子。
要(「初めての人」):【友】【恋人と二人で】【愛】【愛】「あんさんの、傍にいたいねん」
輪(「あの…その…」):【嫌】【愛】【喜】「お前だけの忍者になってやってもいいぞ」
長秀(「日本男児」):【嫌】【怒】【殴らない】【受けて立つ】【愛】
蒐(「黄金率」):【愛】【フルネーム】【愛】「僕のみつけた一番の四角、だよ」
いちる(「ずっと一緒!」):【隠したものを奪う】【悲】【怒】【愛】「キミが好きだよ」
カルさん(「彼はカレー」):【悲】【愛】【燃】【愛】まさかの村雨系。同棲前提で店員になれと言われるとは…。
久栄(「貴重な宝」):【愛】【嫌】【愛】「この私を本気にさせるとはいけない子だ」つうかやっぱ元ハンター?クラスに戻ると、鴉之杜の仲間がみんな揃っている。主賓はお前だぜという燈治に衆人環視の状態で【愛】を堂々と主張。大げさなんだよと言いつつ嬉しそうな燈治。俺はお前が俺の愛を受け入れてくれたことが嬉しい。巴はちゃんと明日の終業式来なさいねと言うので【友】。だからどうして皆して今日の夜が山場だと知っているのかと…。俺が明日をも知れぬ命だと何でみんな知ってることが前提なのかと尋ねたい。マジで。
ケーキは女子三人が作ってくれたらしい。ケーキを、女子が、手作り。某センセイたちが即座に青ざめそうなワードですが、ウチの女子は有能であった。というか弥紀が偉大だった。お弁当も自分で作ってるし、たしかそういう関係の専門に行きたいんじゃなかったかこの子。いちるが「弥生ちゃんがやってくれたから味は大丈夫、私だったら絶対失敗してる」と自己卑下しちゃうのでそんなこと無いよと【嫌】。自己卑下は良くない。ケーキは蒐が四角く切ってくれた、ホールケーキを四角く。お前本当にその才能を何かに活かしたいよ俺はと綺麗に出来たよと自慢げな蒐に【喜】。
白もやってきて(この寒いのに窓開けてたのだろうか。それともカミフダ的存在の白には窓や扉など瑣末なことなのか)みんなでワイワイしていると、クリスマスに成功して一番好感度の高い燈治との会話が入った。
こんな集まりに自分から参加するなんて、本当にお前は俺を変えたよ。とか可愛いこと言う燈治だが、俺にだけは本当のことを言え、自分が犠牲になれば丸く収まると思ってねーだろーなと言われたので【嫌】。それ丸く無いし。零が泣くし。零の笑顔を護るための二周目じゃーい。否定すると変な聞き方して悪い、と素直に謝られてしまった。というか、本当に燈治は俺のことに関して過敏というか心配性だな。愛されてんな俺。お前を信じるぜ、相棒。って俺もお前を信じてるぜ。三周目こそピンクに染め上げてやる…!
クリスマスパーティを終えて白と二人の帰り道。白はああいうのも悪くないとご満悦だが素直じゃないので、おぬしの周りにおるのはどうしてああいうのばかりなのじゃとか言われる。いいじゃんかー楽しいことは良きことだ【喜】と言ったらうむ、とか嬉しそう。皆でわいわいもいいだろ、いつも一人だっただろうからね。唐突に執行者としてではなく一人の人間として護りたいものがあるか、と尋ねられた。そんなの【護りたいものがある】に決まってる。とりあえず零と白の笑顔だろ、あと壇たちな。それでこそ──とか白がデレようとして慌てたところで鈴が飛んできた。大変大変!と慌てまくる鈴。
おうどうした子犬ちゃんよと【燃】で応じると、なんと朝子センセが怖い人に連れ去られたという。マジでか。神社へ急ぐと清司郎が倒れていて、鍵さんが付き添っていた。私らがついていながら…とへこむ鍵さんには【嫌】力に訴えて攫ったやつが悪いので自分を責めるなよと返す。清司郎は大した怪我ではないようで、鍵さんが洞の中に朝子センセの気配を察したという。そして攫ったのは紅緒。……朝子センセを担いで消えたのだろうか。力あるな。何はともあれ【朝子を救いに行く】。
燈治と義王の仔犬コンビで入るのが俺のジャスティス。奥の部屋には朝子がまるで磔みたいに壁?のようなところに縛られている。おいおいおい。紅緒が現われて、朝子センセは大事かと尋ねる。愚問だぜ 【友】。じゃあ話は簡単です、と紅緒は光札を発動させる。おーい何でお前の動き一つで光札起動すんの?と言いつつ光札を静めて【光札を手に入れる】。これが一番楽な光札戦。
さて紅緒は今まで貴方は身近な人に騙されていた、白と清司郎は本来の執行者が朝子センセだと知ってて俺を身代わりにしていたのだという。騙されて、ってそりゃ信じたらもう騙されはしないんだよな。信じ通すべきだから。こんな力を得て何もリスク負わないほうがおかしいしな【愛】。目の前に自分が助けられるかもしれない人がいて、そんでその人が自分の家族なら一も二もなく救うべきだ。出来るんなら【燃】。当然【朝子を助ける】。
どうしても俺の命が欲しいらしい紅緒、朝子を助けるという俺の前で朝子センセを襲おうとするが、一話目で見たあの式がやってきて朝子センセの拘束を解く。解いたのは式服を着た清司郎。おれはお前を見殺しにしようとしたんだ、おれを恨めと言われるが恨むつもりはない【愛】。でもそう言われたほうが清司郎は辛そうだ。紅緒はあなたは娘を唯一護ると決めながら主人公をも失いたくないと迷っていますね、とまた筑紫さんに言ったようなことを言う。どうしてこの娘はオールオアナッシングなのかなー。
ともあれどうやっても俺を殺すつもりらしく、戦いを挑まれる。が、1ターンキル。あっはっは。どうして勝てない…と悔しそうだがそりゃ【愛】ってやつです。俺は死ねない。零が泣くから。燈治も泣くだろうし。紅緒は自分もまた迷っていたのだろうか…と自問するが、それでもどうしても、と俺にまた剣を向けようとする。
「殺させない」と零が強気な声で乱入。今までどこにいたの。どこから入ってきたのお前さん。零のことを鬼札の化身、と紅緒が呼ぶので白が大混乱。零は手に鬼札を持っていて、札の化身が札を持つなど!と言うが、零は鬼札から剥離した精神体が身体を持った存在のようだ。ふわふわした不安定な存在だったけど、富士で俺に逢って確固たる意志と形を持つに至ったのだとか。そんなの、もう、【愛】だろ。零は封印ではなく札を消滅させてくれ、自分と白を殺してくれと言うがそんな【悲】しいことに同意できるか。バカ。当然【光札を渡さない】。
ふっと嬉しそうに零は笑って、いちるもこんな気持ちで俺と戦ったのだろう、と言い出した。見てたのかな。きみを救いたいから、護りたいから、だから戦う。互いの譲れないもののために。でもさ、これ、俺の譲れないものは零たちの未来で零の譲れないものは俺の未来なんだぜ。すげー両思い。
零との戦い、バディスキルは一切使わず、自力と寿司の力のみで倒した。寿司は偉大。
札を封印すればきみは死ぬんだ、どうして消滅させることを選んでくれないと言うが、どうしてお前が死ぬ道を俺が選ばなきゃいけない!【怒】。零は自分が執行者である俺を大事に思うことは理解出来ていても、その俺が自分たちを大事に思っていることはまるで考えがつかないようだ。白が我らの主は自分が助かるために他者を犠牲にするほど器の小さな男では無い、と零を叱ってしまう。おお。お前に主って呼ばれたの、俺、初めてだなー。
でもこの国の氣脈が枯れているのは事実、札に集まった力をどうにかしなければどの道助からない。消滅させて札に集まった情報を昇華させて力を龍脈に還元させれば、というが【他の方法を考える】ことにする。万黎が何か知ってるって絶対。あの思わせぶり番長、俺が第三の道を選んだら絶対なんか出てくるから。規定路線を行くならもう出逢わないだろう、とか意味深なこと言ってたからなアイツ。
紅緒に、でもどうやってと聞かれるので【策がある】と答える。だってお前の兄様がおそらく知ってるぜ。
零はようやく「それが君の選ぶ道ならば、おれはおれの全てを持ってきみの力になろう」と仲間に。つうか、「たまには…連絡してほしい」って言いながらメルアドくれたの、零が初めてじゃね…?(笑)みんな余計な呼び出しするなとかさぁ。
紅緒は龍珠堂のことを教えてくれた。そこに万黎がいるらしい。で、万黎が零に消滅の方法を教えて筑紫さんに崩壊する未来を見せて清司郎に俺が身代わりになりそうだと教えたらしい。ええー。
紅緒は朝子に指輪を返し、俺に他の方法を探すことが唯一の選択なのですねと問う。おうよ【愛】。朝子センセによく頑張ったねと言われて思わず、親の傍で【愛】を激しく主張。だって!浄衣みたいなの着てる朝子がセクシーでだな、ちょっと疲れた感じなのがさらにセクシーでだな。
みんなで家へ帰りましょう、ってことでようやく零を部屋に連れ込むことに成功(違う)。いっちー!俺、頑張ったよー!!第三の未来、だの大いなる秘法だの、俺には何のことやらさっぱりだぜ万黎。なのにこの身もまだ人なのかとか、胸が躍るとか、もうさらに意味が分からないぜ、お前は阿門なの?
